【美容師の本音】酸熱トリートメントは「本当に」やめた方がいいのか?

こんにちは!髪質改善が得意な美容院ENORE(エノア)です。

本日は

「酸熱トリートメントで髪が痛む?!」

「酸熱トリートメントはやめた方がいい?!」

酸熱トリートメントの闇について切り込んでいきたいと思います!

酸熱トリートメントについて勘違いしやすい事や成功させるポイントについてお話ししていきますので

酸熱トリートメントやったことある方にも、まだやったことが無い方にも読んで頂きたい内容になってますので、是非ご覧ください!

酸熱トリートメントはやめた方がいい?

酸熱トリートメントは「髪質改善トリートメント」として今注目度の高いトリートメントメニューです!

でも『酸熱トリートメントは髪が痛む』『チリチリになる』

というご意見見た事ないでしょうか?

こういったマイナスな記事を見ると「気になっていたけどやるのやめよっかな。」って思いますよね。

正直、髪質改善が得意なエノアから見ても

「酸熱トリートメントで髪が痛むリスク」実際にあると思います、、。

でもその反対に。的確に活用できれば

酸熱トリートメントで『髪質改善をする』」事が出来ますよ!↓

!?!?

なんでこのギャップが生まれるのか、、ご説明していきますね!

何故、酸熱トリートメントで髪がチリチリになるの?

では、まず何故酸熱トリートメントで髪が痛んだり、チリチリになってしまうのでしょうか?

実は3つの原因があります。

①トリートメント剤の「強酸」の力で髪が収斂(しゅうれん)してしまう

↓酸熱トリートメントでは「強酸」の性質を持つトリートメント剤を髪に塗っていきます。

そうすると髪が収斂(引き締まる)するのですが、、

髪が元々ダメージしていたりして弱っていると、その収斂に耐えることが出来ず引き締まりすぎてダメージしてしまうんです。収斂が強いとひどい時はチリチリになったり切れ毛の原因になってしまいます。

②酸熱トリートメントで髪がタンパク変性を起こす

酸熱トリートメントは途中でストレートアイロンをあてて、髪内部のタンパク質を固定していきます。この時、髪にアイロンの熱を同じところにあてすぎると「タンパク変性」を起こしてしまい髪の毛が硬くなってしまうんです。

*タンパク変性とは生卵を熱湯で茹でるとゆで卵になり硬く変化するのと同じ現象のことです。

③技術力のない美容師が失敗してしまう

どんなメニューや技術にもメリット・デメリットがあります。

もちろん酸熱トリートメントも上手く行えば髪を美しく見せることが出来ますし、逆に先ほどご紹介した①、②のようなデメリット面もあります。なので美容師がデメリット面を理解して、デメリットを最小限に抑え、メリットがしっかりと出るように施術をする必要があるんです。

でも酸熱トリートメントは爆発的に人気が出たため

ちゃんと理解出来てない、そして技術に落とし込めてない

状態で美容院のメニュー化をしてしまった美容院さんが残念ながらたくさん増えてしまったんです。

・髪の状態に合わないのに酸熱トリートメントをしてしまった。

・アイロンのテクニックが未熟でアイロンをあてすぎて大きくダメージしてしまった。

・トリートメント剤の理解が出来ていなかった。

などの失敗をしてしまい、せっかく来てくださったお客様に悲しい思いをさせてしまう事例も残念ながらあります。

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酸熱トリートメントで後悔しない!「髪質改善」を叶える4つのポイント

酸熱トリートメントで髪が痛んでしまう3つの原因についてご紹介させていただきましたが、 ちゃんとポイントを抑えることが出来れば酸熱トリートメントでもしっかりと髪質改善をして美髪を目指すことが可能です!

①「自分の髪に酸熱トリートメントは合うのか?」見極める

お客様にとって酸熱トリートメントが一番良い改善方法の場合もありますが、髪の状態によっては「ヘアケアに取り組んだ方が効果的な方」「弱酸性縮毛矯正の方が髪質に合っている方」など様々です。なので、まずは美容師さんに相談して

「自分の髪は酸熱トリートメントをやるべきなのか?」

髪質改善の効果が見込めると見極めてもらってからお試しいただくのがベストです。

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②弱酸性の酸熱トリートメントでやってもらう

酸熱トリートメントを行う時は、最大のデメリットである「強酸による髪の収斂(薬剤ダメージ)」を解消した

「弱酸性」の酸熱トリートメントを選びましょう。

↓髪や頭皮と同じ「弱酸性」の性質で髪に優しく。ダメージを最小限に抑えて酸熱トリートメントが出来ます。

また、大幅にダメージを抑えられるだけではなく、

・髪が硬くならず。もちもちと弾力のある仕上がり。

・髪質改善が進み回数を重ねていくごとに、どんどん状態が良くなる。

・カラーの褪色がない

・匂いも緩和

以前の酸熱トリートメントには無かった魅力も沢山増えました!

酸熱トリートメントをやる際は必ず「弱酸性」の酸熱トリートメントを扱っている美容院でやってもらうようにしましょう。

↓弱酸性の酸熱トリートメントについてはこちらで詳しくご紹介しています。

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③髪質改善が得意な美容院でやってもらう

・酸熱トリートメントが本当に必要な髪か?

・酸熱トリートメントをしっかりと使いこなせる知識と技術があるか?

・髪質改善の正しい提案ができるか?

この3つのポイントが出来る美容師さん(美容院)にやってもらわないと、本当の意味で酸熱トリートメントの良さを引き出すことは出来ません!

どんなに良いトリートメントも扱う美容師さんによって良くも悪くもなってしまうので、しっかりと酸熱トリートメントや髪質改善が得意な美容院でやってもらいましょう。

④必要無くなれば「酸熱トリートメント」を卒業!

酸熱トリートメントは主に

・縮毛矯正をしたいけどダメージで出来ない方

・縮毛矯正の履歴がある毛先の質感アップ

・弱いクセ毛で髪の広がりを抑えたい方

に特におすすめのメニューになります。

最初は必要で酸熱トリートメントをやっていても、髪の状態が良くなり(髪質改善が進み)必要が無くなれば卒業しましょう!余計な手は加えないことも美髪になるためには重要なんです!

結論:髪の状態とマッチした場合は最新の酸熱トリートメントをやるべき

酸熱トリートメントやろうか迷っている方も多いと思いますが、まずは美容師さんに相談して

「自分の髪を髪質改善をするために必要なのか?」

しっかりと髪の状態を見た上で判断してもらって必要があれば「弱酸性の酸熱トリートメント」を行うべきです。そうすればリスクも最小限に安心してチャレンジ出来ますよ!

また本格的に髪質改善に取り組む場合は

「他に必要な髪のメンテナンスメニュー(カット、カラーなど)」

「美容院に通う頻度」

「次美容院に行くまでの間のホームケアの仕方」

「スムーズにいけばどれくらいで根元から毛先まで髪質改善が完了するか」

なども一緒に教えてもらって計画的に進めていくのが効果も出やすくおすすめです!

エノアオリジナル「弱酸性酸熱トリートメント」の仕上がり

では実際に「弱酸性」の酸熱トリートメントはどんな仕上がりになるのか?

エノアオリジナル「弱酸性酸熱トリートメント」 の仕上がりを参考にご覧ください!

エノアの弱酸性酸熱トリートメントについて詳しくご紹介している記事はこちら

勘違いしやすい酸熱トリートメントについて。6つの質問

Q1、ダメージは「0」なの?

髪と頭皮に優しい弱酸性の酸熱トリートメントも髪に手を加えるので残念ながらダメージは「0」ではありません。

髪の健康は減点方式です。

生えたての根元の髪は手を加えてないのでダメージは0。体力は100点満点ですがシャンプーやトリートメント、カラーやパーマなど手を加えていくと毛先に向かってどんどん体力は削られていきます。

髪はお肌のように痛んでしまうと復活することが出来ません。ダメージはどんどん蓄積されていくんですね。

でも、ダメージを最小限まで抑えつつダメージ部分は補強して酸熱トリートメントをする事で髪はとても綺麗に扱いやすくなるんです。

*痛んだらトリートメントで直せばいいと思っていらっしゃる方も多いですが、トリートメントはあくまでもダメージ部分を補強したり髪表面を滑らかにして綺麗に髪を扱いやすくするのが目的のヘアケアです。ダメージ部分が治っているわけではありませんし、過度なトリートメントは髪への負担にもなりますのでご注意ください!

Q2、酸熱トリートメントをしていれば髪質改善できる?

酸熱トリートメントをすれば「必ず」髪質改善できる。というわけではありません。

髪質改善はカットやカラー、パーマなどの「美容院メニュー」そして「自宅でのホームケア」の総合力で髪を変えていくものです。なので髪質改善をする方法の1つとして酸熱トリートメントはありますが、お客様ごとの髪質や状態・お悩みによってベストな髪質改善の取り組み内容は変わってきます。だから

「目指す髪の改善点」と「酸熱トリートメントの効果と狙い」

がマッチングしてしていなければ、ただ髪に手を加えて負担をかけてしまうだけ。なので美容師さんにしっかりと髪の状態を診断してもらって、髪質改善として酸熱トリートメントをする必要があればチャレンジしてみてくださいね!

髪質改善について詳しくはこちら

Q3、くせ毛も酸熱トリートメントでストレートになる?

酸熱トリートメントは髪の広がりを「抑える」効果はありますが、クセによるうねりがストレートになるわけではありません。もし、くせ毛のうねりをストレートに伸ばしたい場合は縮毛矯正の方が髪のお悩みに合っていると思います!

酸熱トリートメントはあくまでもトリートメントですから。

ただ稀にうねりが伸びる事もありますので、もし伸びた時はラッキーです!

↓「根元:弱酸性縮毛矯正」「毛先:弱酸性酸熱トリートメント」のメニューも人気です!

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Q4、効果はどれくらい続く?

酸熱トリートメントはトリートメントの部類なので、効果の持続する期間があります。

お客様の髪の状態によって左右はされますが平均1ヶ月~1ヶ月半くらい持続します!

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Q5、酸熱トリートメントをした方が良い髪ってどんな髪?

お客様の髪を直接見ないと言い切ることが出来ませんが、酸熱トリートメントが効果的な髪の代表例で言うと

・くせ毛が気になるけどダメージ毛で縮毛矯正が出来ない髪

・弱いくせ毛で梅雨時期だけ広がりにくく髪のボリュームを抑えたい髪

・縮毛矯正履歴があり広がりが気になる毛先

など、くせ毛だけど縮毛矯正まではしたくない(出来ない)方に特におすすめの髪を綺麗に見せて扱いやすくしてくれるトリートメントです!

Q6、万が一失敗した時はどうすればいい?

万が一失敗した場合は、とりあえずすぐに酸熱トリートメントをしてもらった美容院さんに相談しましょう。

ほとんどの美容院で期間内であれば無料でお直しで対応をしてくれると思います!美容院にいる時点で何か気になる事があった時もすぐに言ってくださいね!

*お直し対応期間は「施術をして1週間以内」というところが多いですが、美容院によって変わってきますので直接美容院にご確認ください。

*お直し期間が設けられているのは、時間が経ちすぎてしまうと髪の問題が「美容院での施術が原因だったのか?」「日常的なダメージが原因なのか?」判断がつかなくなるからです!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「酸熱トリートメントはやめた方がいい、、。」

そういったご意見があるのも以前の酸熱トリートメントのデメリットを考えればとっても気持ちがわかるご意見です。

でも、今最新の酸熱トリートメントはそんな昔のデメリットを解消し、安心してクオリティ高く出来るようになってます!もし、あなたの髪に酸熱トリートメントが効果的な場合は是非チャレンジしていただきたいです!エノアでもオリジナルの「弱酸性酸熱トリートメント」をご用意しています!カラーでも。パーマでも。縮毛矯正でも。弱酸性の薬剤を使用しているエノアにとって「弱酸性の酸熱トリートメント」は得意な施術になります。よかったら髪にお悩みがあったり酸熱トリートメントが気になる方は、お気軽にエノアスタイリストまでご相談くださいね!

最後までご覧いただきありがとうございました!

この記事が皆さんの疑問やお悩みを解消するきっかけになれば嬉しいです!

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